《末姫と愛の狩人》
元ネタ ガンパレードマーチ

18禁
Written by 瑞雲





 瀬戸口と舞はプレハブ校舎の屋上で向かい合って立っていた。両者は変に相手を意識し、明らかに不自然な状態である。
「手紙を書いたのは俺なのに…どうして、その俺を呼び出す。芝村流のイヤミか?」
「何を、たわけた事を…そなたこそ、なぜ私より先に決断した!」
 二人は同じ日に相手の机に手紙を入れていたので、手紙を発見した時は一瞬つき返されたのかと思った程だった。
「別に、ここまで来て焦る気はないんでね。調子が悪くなければ、そちらから…どうぞ」
 愛の狩人を自称する瀬戸口は一旦のんびり構えると、舞に発言権を譲る。
「芝村に調子はない。いや、こういう入り方では前と変わらぬ…私は、そなたの事を誤解していたのだ。中村や新井木と同じ位、日頃は役に立たぬ奴と思っていた。しかし、そなたは…影で、誰よりも戦っていた。まさか、この小隊に噂の死の舞踏がいたとは…あの岩田から聞くまで知らなかった。そなたこそ、ヒーローにふさわしい…」
 舞は気を取りなおして瀬戸口を再評価するコメントを述べ始める。決して公にならないにも関わらず、懸命に戦果を上げている彼を英雄視していた。
「そんなに、いいもんじゃない…始めは岩田の体を使ってたアリアンとは別の介入者に騙されてたんだ。でも、愛も許す事も知らない…人類の真の敵がいる事を知った。人類を裏切り、今では影で幻獣を操る第5世代に一矢報いたいと思ってやってるだけさ。それに、俺に関わったせいで死ぬ事になった映の復讐も兼ねてる。大体俺は、集団で号令通りに戦ったりするのは嫌いでね…機体も特注だし、ああいうやり方しかできないんだ」
 権謀術数で知られる野心的な一族の一員にしては彼女が純情である事を知る瀬戸口は初めて受ける賞賛に対し、オペレーターとは違う顔に触れられたくなかったので、極楽トンボ章をいじりながら自嘲ぎみに“正義最後の砦”に参加している理由を明かす。
「とにかく、そなたを見直したぞ。それに、この間の礼を言わねばならぬ。私が2番機に乗ることになり…必要に迫られて新しい兵器を開発する事になって…私の天才を持ってすれば、設計のひとつやふたつ容易い筈であったが…不覚にも睡魔に負けてしまった。余人と変わらぬよう醜態を演じた事を、今でも悔やんでおる…だが、目覚めたときにはすでに図面が完成していた。あれも、そなたであろう?」
「お姫様、いい事を教えてやろう。愛とは貯めるものじゃない、贈るものだ。贈れば、やがて巡ってみんなのもになって、いつかはこの世界を被うかもしれない。今じゃ、あのバンビちゃんが司令だ。だから、お前さんの力になれるのは…暇でボンクラな俺くらいだろ」
 善行が帰還し、後釜に速水が納まると、舞も複座型を降りる事となり、単座型でも戦果を上げる為、92mmライフルをジャイアントアサルトのように扱えるよう改良を思い立ち、その設計に手を貸した事については自分の哲学を交え、おとなしく認めた。
「とにかく、感謝している…瀬戸口よ。私の事は、舞と…呼ぶがよい。前々から思っていたのだが…そなたの理想と私の理想は近いのかも知れぬ。思想と…心情は違うな。気に障ったら謝罪しよう」
「気にするな、良い提案がある。舞、俺の胸に飛び込んでおいで。ヌルッとな」
 舞は普段では考えられないほど瀬戸口を褒めて好感を持っている事を伝えると、彼は人懐っこい笑みを浮かべて両手を広げる。
「私は、まじめな話をしているのだ!からかうでない!しかし、そなたの要望に従えない訳ではない…ただ、慣れておらぬもので…」
 瀬戸口が冗談を言ってると思った舞は怒鳴り返すが、いきなり赤面して言葉を詰まらせる。
「なら、まず…一緒に歩かないか?」
 舞が不器用な部分を見せると、瀬戸口は得意の提案を持ちかける。
「側にいる事に異存は無いが…このまま下に下りては、授業中の教室から丸見えではないか。なら、テレポートで一気に二人きりになれる場所に行けば、解決できると思わぬか?」
 心の中では瀬戸口に従うのも悪くないと思う舞であったが、客観的に考えると小隊の連中に目撃されるのはとても恥ずかしいと思い、超常能力を使う事をひらめいた。
「近くで二人きりになれる場所と言えば、倉庫か会議室か…舞、どっちがいい?」
「そなたはカダヤなのだ、そなたが…決めるがいい」
 女性を相手にする事に関しては知恵の豊富な瀬戸口は、敷地を間借りしている女子校の校舎の中で人気の無い場所をピックアップする。
「なら、倉庫がいいな」
「行くぞ、ついて来い」
 移動先の選択を瀬戸口に任せると、舞は倉庫に瞬間移動した。

「いっ、いつの間に…手など握っておる!」
「まあ、落ちつけよ。なりゆきって奴だ…ここなら、誰も邪魔しに来ないぜ」
 二人は日頃使わない備品や余った机やロッカーが置かれた部屋に移動した。しかし、舞は知らぬ間に瀬戸口に手を握られていた事にショックを受けたようで、乱暴に振り払う。戸惑う舞に対し、瀬戸口は静かに言った。
「うううう、うむ。…酸素が、酸素が足りぬな、ここは。そなた…な、何を企んでおる」
「フッ、確かにお前さんは他の女とは違う…しかし、俺の愛は…」
「待て、お互いまだしこりが取れていないではないか!この際、ここではっきりさせるがよい!その方が…デェトを重ねるより、我らにとって有意義なはずであろう?」
 瀬戸口は壁際の舞にキザっぽく迫るが、舞はあっさりと擦り抜けると向きなおして彼の真意を引き出そうとする。
「ん、壬生屋との事か?あの通り、何もないぜ。もちろん、ののみもだ。小隊の女以外だと…保証は無い。参った、なんて言おう。俺は、舞と付き合いたいんだ」
 知らず知らずのうちに惚れ、落としたいと思うまでになった頃には彼女の難易度の高さも計算に入れていたつもりだが、改めて困難さを感じた。壁を背に座って壁にもたれかかると、がらにも無く身の潔白を証明し、舞が猫のようにしなやかな動きで隣に座ると、彼にしてはめずらしく照れながら告白した。
「私は、異存…ないぞ。隆之…ここで悩みの元を取り払っておいた方が精神衛生上よいと思ってな。他意は無い」
 舞でなくとも、女好きの瀬戸口の異性関係は気になる所で、最も身近な相手について確かめると、舞は安堵して彼の告白を受け入れた。
「俺も、聞きたい事があったのを忘れてたぜ。舞、速水とは何もなかったのか?一時期は随分べったりだったから、奥様戦隊でなくても…勘ぐりたくもなる。したのか、してないのか?奴の方が年下なのに、俺が弟になってしまっては、愛の狩人の名折れ…」
 自分が打ち明けた以上、相手の疑惑についても気になり、かつての友人と穴兄弟になってしまわないかと瀬戸口は恐れていた。
「心の狭い人間になるなといったのは、そなたであろう。厚志とは、特にそういう関係にはならなかったが…処女ではない」
「何ッ!相手は誰なんだ!もしかして、あのごつい顔の…」
 舞が想定外の事を口にすると、瀬戸口は芝村の暗黒面が自分が思ってる以上に深いものではと危惧する。
「たわけ!我が一族を何だと思っておる。その、戦地へ赴く身となった以上…知らぬまま死ぬのは、女として忍びないであろう。だから、ほんの思いつきで…一度、試しにだな、道具で…今思えば、痛いだけで…ほんの気の迷い…うかつであった」
 舞は毅然とした態度で邪推を否定し、恥ずかしさを堪えつつ、誰にも語らなかった秘密を打ち明ける。
「俺を使え、俺を使え…」
 瀬戸口はもっと早くその魅力と彼女の寂しさに気付いていればと思い、欲望と使命感に駆られて舞を押し倒す。
「隆之、そなたも男だな。まさしく、獣の息遣いだ。私は、体が…弱い。そなた、心得ておるのだろう…やさしくするがよい」
「俺としたことが、ここまで来て余裕をなくすとは…捕まえられたな…完全に」
 舞が頬を染めて少女らしさを見せると、瀬戸口は髪を掻き揚げながらひとりごち、そっと彼女の髪を撫でる。
「か、髪なんか触っても面白くないだろう…そ、そこなら…まあ嫌ではない。そなたも、努力したのであろうな」
 瀬戸口がやさしい表情で舞のポニーテールを指先でさらさらと玩び、うなじから耳や顎の裏に指が伸びると、彼の意地の悪さと指がもたらす心地よさに彼女は奇妙な感覚に陥っていた。
「いいな、その表情。本当に綺麗だ。…君を隅々まで冒険したい」 
「そなた、どこまでも…口がうまいな。ここでやめたら、私は…愛を信じぬぞ」
「俺だって、愛の可能性を狭めるつもりはない。まず脱ぐ事だ、それが快感への近道だ」
 舞がそれとなくすがるようなそぶりを見せると、瀬戸口はうれしそうに目を細め、ネクタイを緩め始めた。
「実にいきいきしてるな。脱ぐのが早い…期待の深さを覗わせるぞ」
 瀬戸口が素早く上半身裸になっていく様子を見て感心しつつ、見た目より男らしい体格に思わず息を飲む。
「お姫様は強引な方が好きみたいだな。脱がせる勇気が無いと抱く事なんてできやしない」
「聡いな、隆之…」
 頭では分かっていても、すぐに行動に移せないでいる舞を、瀬戸口はやさしく、それでいて鮮やかに制服を脱がせていく。
「なるほど、ブラは決戦仕様だな。しかし、俺は女子の制服がキュロットと知った時は、いつになくへこんだもんだ。階段での後姿や、突然の突風への期待もすべて失われたからな」
 瀬戸口は舞を下着姿にしながら感想を漏らす。決戦仕様と言っても勝負下着の事ではなく、華美な装飾がなくて汚れも目立たない濃紺の動きやすさを重視したスポーツブラで、戦時下の風潮を意識した学兵ならではと感じられた。
「服装が士気に影響するとは…知らなかった。そう言えば、体育の授業はいつも楽しそうだな」
「軽い冗談にも、マジになって考えて…かわいいな。抱きしめてやりたい…って、もう抱きしめてたりして」
「…んっ、んん…」
 不思議そうな顔をしている舞をすかさず抱きしめると、瀬戸口は彼女の唇に自ら唇を重ねる。
「やっぱり、ウブなんだな。思った通りだ」
「たわけ、いきなり舌を入れてきて…ちゃっかり尻にも触るとは…さすがだな」
「お褒めに預かり、光栄だな。でも、お楽しみはこれからだぜ」
 舞は瀬戸口の強引だが無理のない素早さに驚嘆するが、瀬戸口は更に進む為にズボンを脱ぐとそのまま舞を押し倒す。
「すばらしい、ちょうど手の平に収まる大きさで、しかもこの柔らかさ…」
「隆之、乳房は左の方が少し大きいというのを知ってたか?心臓を守る為だ。あっ、んっ…」
 瀬戸口は舞のブラの下に手を滑り込ませ、慣れた手付きで彼女の乳房を愛撫する。
「なら、大きい方も触れさせてくれないか。寄せればきっと谷間ができる。いい胸に触れるのは、男にとってはアタリだ」
「そう思うなら、少しは手加減してくれぬか…このままでは、変な気分になって、しまう…はぁんっ」 
 舞は瀬戸口の愛撫の巧みさは身を持って知ったが、おのずと漏れる声を聞かれる事に抵抗を感じていた。
「末姫はボディタッチが苦手と見える。なあ、俺の目も楽しませてくれ」
 瀬戸口は質素な下着をずりあげて舞の白くて形の良い乳房を拝みつつ、それとなく目立たない性感帯へと手を伸ばす。
「…ふぁっ…あぁ…あん…隆之、まだ…触れているではないか」
「…俺の手、中々いいだろ?歴戦の勇者ってところさ。冒険ってのは、荒々しいだけじゃないんだぜ」
 わき腹や内腿に這うソフトだがねっとりとした愛撫に対し、舞はしだいに興奮が高まって行く。
「はぁ…そなた、女の体を知り尽くしているな。私の体は…どうだ?」
「線の細さは骨の細さからきてるみただな。ウォードレスには合わんと思うが、実に繊細で緻密だ。だが、女を語る上ではずせないのはココだ」
 舞の吐息混じりの問いに瀬戸口は率直な感想を漏らす。舞が美少女なのを差し引いても戦いに向いた第6世代の女が持つ無骨さはなく、可憐で妖艶に思えた。しかし、愛の伝道師の女体への興味は尽きる事無く、陰部に手を伸ばしていきなり撫でた。
「ひぁっ!」
「俺は農夫のようなものだ。快感という花を咲かせる為に、泉を湧かせる」
 布越しとはいえ、予告なしの割れ目への刺激に舞は思わず跳ねる。
「隆之、私は…沼に沈んでいくようだ。あ…このままでは…下着が汚れてしまう」
「シミになると分かっていたら、脱がせるのが愛というものだ。じゃあ、そうしよう」
 自らに絶対的な自信を置く少女も、歴戦の勇士の前にはか弱い小動物も同じだった。
「隆之、そなたは残酷だな。私が…無防備になっていく様子を楽しんでいる。そんなに、私は脆いか?」
「舞、弱気になることはない。俺は、お前の鮮やかな花びらや透き通る蜜にも愛を感じる。これこそ、天国への道しるべ…」
 瀬戸口は舞の恥丘に指を這わせ、控え目な茂みを掻き分け、秘所にまで至ると手首を返して人差し指で包皮越しにクリトリスを押し、中指は涌き出た蜜で光る秘唇に突き立て、それぞれ緩急をつけて動かす。
「…あっ…あん…はぁっ…ああっ!…」
 舞は秘所だけでなく乳首も舌で玩ばれると、知らず知らずのうちに声をあげて悶える。
「舞、喘ぎ声も…美しい」
「あ…隆之、そなたの男を見せてくれぬか。私も…見せているであろう」
 瀬戸口が耳元で甘く囁くと、舞はふと我に帰り、彼の肉体の一部に強い関心を示している事を告げる。
「一本しかないけど、出し惜しみはしないタチでね。歴戦の勇者ってところさ。今のところ君にしか使う予定はないがね」
「!……見事な太刀だ。それで、多くの女を貫いたのであろう。私にも…入るのか?と、とにかく、調べさせるがよい」
 場違いな笑顔と共に瀬戸口は派手な割にセンスのいいトランクスを脱ぎ、逸物を舞に見せる。すると、舞はその大きさと生々しいフォルムに絶句し、使い道を想像して赤面しつつも、握りこぶし二つ分はあろうかというそれに手を伸ばして緊張で力が入らない手で握った。
「思ったより、ソフトタッチだな。いい…セクシーな手つきだ」
「そんなに、持ちあげるで…ない。そなたの大きさと硬さに…戸惑っておるのだ。それに、見られたままでは…実力が出せぬ。互いに…責め合ってみぬか?」
「69か、おやすいご用だ」
 瀬戸口は一旦舞をイカかせようと狙っていたので、彼女の提案に驚くが、同時に彼女の愛撫を味わうのもいいと思った。彼は慣れた身のこなしで女性上位の位置につくが、舞は直感的に双方の疲労度の少ない側位を取った。
「注意するが…痛い時は、痛いと言うのだぞ」
 舞は初めて行うので不注意もありうるとあらかじめ断っておき、両手で瀬戸口の剛直を握ってリズミカルに動かしつつ、心の中で決意すると口を開き、舌を尖らせて何度か鈴口をつついたかと思うと今度は舌を広げて大きく舐める。
「うっ、控え目に見えて案外、効果的だな。勉強熱心だ」
「はぁっ…いつもは、こんな事考えたりせぬ。そ、そなたの為に…よいと思った方法をだな…」
 マッサージでリラックスしたような口調の瀬戸口は舞の膣で指を振るわせるだけだったので、感じすぎる事のない舞は右手で圧迫を加えて扱きながら、先端に吸いつくと唇を窄めつつ徐々に亀頭を口に含むと舌の表と裏でレロレロとさせる。
「はっ、んっ、う…そうくるか。じゃあ、俺は…」
「あっ…あっ、あ…あっ…ああっ!ああん!」
 舞が瀬戸口の大きな怒張にも行えるテクで責めると、瀬戸口は人差し指と中指で舞の花弁を開き、膣口をねっとりと舐めあげた。
「隆之よ…そなたは少々の快感ならやり過ごす事ができると見える。少なくとも…私には真似できぬ」
「俺はじっくり求め合うのも悪くないと思ったが、お姫様には少々辛かったらしい。許してくれ、俺は美味しいものを後にとっておく主義なもんでね」
 瀬戸口がゆるやかなクンニのつもりでも、舞はあっさり軽い絶頂を迎える。それでも静まらない疼きを瞳を潤ませて遠回しに訴えた。
「隆之…そなたの言葉に嘘がなければ、次の展開は、その…早く犯るがよい」
「ああ、ひとつになろう…舞」
 余裕のある瀬戸口に対し、舞はこれまでにない程の淫らな衝動に駆られるが、不器用な言葉で彼の反応を待つ事しかできなかった。しかし、同時に瀬戸口も挿入する事を望んでいた。不安と緊張でいっぱいの舞をリラックスさせながら、瀬戸口は彼女に伸し掛かって怒張に手を添え秘唇にあてがい、ゆっくりと腰を進める。
「はっ…はうぅっ!…はぁん…」
「舞、素晴らしい…締まりだ」
 瀬戸口が根元まで埋没させると舞が膣全体に巡る刺激に大きく喘ぐが、彼もその襞のひとつひとつの細かさや三箇所同時の締め付けに彼女が名器である事を悟った。
「あん!ああっ…ああん!いやっ!すごいっ!」
「くううっ、なんという初々しさ…お前の乱れる顔が見れるのも…俺だけか?」
 慣らしに用いる軽いテンポのピストン運動で責めていく瀬戸口は、あまり快感を求めてこなかった少女が理性から開放された様子を見ていると、声をかけずにはいれなかった。
「当然…ではないか。私をここまで感じさせておいて…よく言う」
「本当は、もっといろんな体位を教えるつもりだったけど…実際、俺も余裕がなくなってきた。今日は、スプリントでいくぞ」
「それがよい、私も焦らされては…持たぬ」
 舞の瞳を見つめながらも腰の動きは止めずに緩やかな回転運動を加えながら、瀬戸口は上体をやや前屈みにしながら舞をM字開脚にさせつつ腰を少し浮かせて正常位から屈曲位に移行した。
「どうだ、さっきより深く繋がってるだろ。いいか?」
「隆之、いいっ…そのまま…奥まで来てぇ!ああああっ…突いて!思い切り、突いてっ!」
 舞は挿入感を得やすい体位でより肉体的一体感を得ると、ますます蜜を湧き出させて瀬戸口の剛直を逃がすまいと締めつける。そんな舞に瀬戸口は抽送の中に数回に一度の割合で奥まで届く重い突きを加え、更に斜行運動に移行して性感の強い膣口周辺からGスポットにかけて摩擦と圧迫を集中させ、一気にスパートをかける。
「あっ、あっ、あん!はあっ!ひぃっ…ああああああっ…ッ!」
「うっ、舞…俺もイクッ!ううっ!」
 舞が絶叫して果てると同時に瀬戸口も激しく精を放った。鋭い快感を得た直後、二人は本能的に腰を振るわせる。

「隆之、私は…初めてそなたと会った時の態度を見た時、本当はすごく寂しかった。しかし、今日は分かり合えたばかりか、女の歓びまで教えてくれた…そなたは、やはりいい男だな」
「だから、あの時は女子の制服にがっかりしてて…でも、こうやってお前の素晴らしさを知る事ができて良かった」
 二人は情交が終わった後も寝転がったまま、まったりとした時間を過ごしていた。瀬戸口は手が早い割にメンタルな部分のスキンシップである後戯も忘れない男で、舞に腕枕をして隣に寝かせている。
「これも、愛のなせる技…であろう?」
「舞、お前は自分で思ってる以上に魅力的だ。これからは、愛し合う事が増えるだろう…きっと」
「隆之、私も…そなたの太刀に負けぬよう…勉強するぞ」
「勉強か…もう午前中の授業は終わった頃だろ。そろそろ、昼飯でも食べよう」
 瀬戸口は制服を着てネクタイを締めながら、舞を昼食に誘う。
「色気より食い気か?」
「どっちも大事だ」 
 舞がおどけて言うと、瀬戸口もさわやかな笑顔で応え、二人はプレハブ校舎を目指して走る。

−FIN−

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